Rustをインストールする年の初めにRustに手を出してみた。 Amazon Linux 2にRustをインストールAmazon Linux 2にRustをインストールする。Linuxであれば、以下のコマンドを実行するだけでインストールできる。 $ curl https://sh.rustup.rs -sSf | sh 尚、最新のAmazon Linux 2で試したところ、他のOS同様のコマンドでもインストール可能なようだ。 $ curl --proto '=https' --tlsv1.2 -sSf https://sh.rustup.rs | sh 上記のシェルスクリプトを実行すると、Rustのインストーラ兼バージョン管理ツールであるRustupとビルドツール兼パッケージマネージャであるCargoがインストールされる。最後にインストール内容が良いかどうか訊かれるので、インストールディレクトリ等の特にこだわりがなければ1を選択すれば良い。 default host triple: x86_64-unknown-linux-gnu default toolchain: stable (default) profile: default modify PATH variable: yes 1) Proceed with installation (default) 2) Customize installation 3) Cancel installation >1 Windows Subsystem for LinuxにRustをインストールWindows Subsystem for LinuxにRustをインストールする場合は、若干Amazon Linux 2とはコマンドが異なるが、インストールされてしまえば後は一緒である。各人の状況に応じて最適なものを利用すれば良いだろう。 $ curl --proto '=https' --tlsv1.2 -sSf https://sh.rustup.rs | sh 因みに、筆者はWSLのディストリビューションとしてDebianを利用しているが、Rustのインストールのためにcurl、実行のためにgccがそれぞれ必要になるので適宜インストールしておく。 $ sudo apt-get update $ sudo apt-get install curl $ sudo apt-get install gcc MacにRustをインストールMacにRustをインストールする場合もWSLにインストールする場合と同じコマンドでインストールできる。RustはApple silicon(M1、M2)にもネイティブ対応している。 $ curl --proto '=https' --tlsv1.2 -sSf https://sh.rustup.rs | sh 以下はMacBook Air 2022で上記コマンドを実行したときの出力の一部である。default host tripleがaarch64-apple-darwinとなっているのが確認できる。 Current installation options: default host triple: aarch64-apple-darwin default toolchain: stable (default) profile: default modify PATH variable: yes Hello, world!を書くインストールが終わったらターミナルにログインし直すか、またはsource $HOME/.cargo/envを実行する。Rustのインストールが成功しているかどうかは以下で確認できる。 $ cargo --version cargo 1.63.0 (fd9c4297c 2022-07-01) インストールが確認出来たら、次はCargoコマンドでhello-rustパッケージを作成する。内容は公式と同じなので詳細は割愛するが、新たにhello-rustディレクトリが作成され、最初のソース等必要なものが用意される。 $ cargo new hello-rust Created binary (application) `hello-rust` package cargo newする際に--binオプションを指定している例をよく見るが、デフォルトが--binに相当する動作なのでなくても良さそうだ。 Rustのコードはsrc/main.rsに書くのだが、パッケージ作成時にHello, world!のコードは既に用意されていてこのまま実行できる。 fn main() { println!("Hello, world!"); } これをcargo runコマンドで実行する。 $ cargo run Compiling hello-rust v0.1.0 (/home/ec2-user/rust/hello-rust) Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 1.20s Running `target/debug/hello-rust` Hello, world! もちろん日本語も使える。 fn main() { println!("日本語もイケる。"); } 実行も問題ない。 $ cargo run Compiling hello-rust v0.1.0 (/home/ec2-user/rust/hello-rust) Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.72s Running `target/debug/hello-rust` 日本語もイケる。 (2021/01/05) () Macでのインストールを追加。
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